備忘録

ただの日記になると思います

「おっさんずラブ」の話をさせてください

ドラマ「おっさんずラブ」が好きで好きで堪らないので、わざわざブログを作って今の気持ちを書き残しておくことにしました。

土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』|テレビ朝日

 

ずっと気になってはいたけどなかなかタイミングがなくて、そしたら6話で突如TLが大騒ぎになっていて、なになにどうしたの?って思いながら最終回当日の昼からようやく1話を見始めて、最終回1時間前に6話まで見終えて、最終回をリアタイして、今このざまですよ。

 

最終回、めちゃくちゃ泣いた。
始まった瞬間から泣いてた。何せあのラストにあの予告だもん。そりゃ泣くでしょ。

 

わたしどんな作品でも真面目すぎるぐらい真面目な子とか、ここぞというときに押せなくて報われない子とか、そういうキャラクターに異常なほど感情移入してしまう傾向があるらしい。
アニメでいうなら「化物語」の羽川翼ちゃん。もう大好き。
大好きで、大切で、自分の命を懸けてでも守りたいと思っている相手がいて、でもそのことは伝わらなくて、嫉妬していることさえ悟られたくなくて、耐えて耐えて耐えて、その結果ストレス溜め込み過ぎて怪異になっちゃうあの子。
彼女が幸せにならない限り、あのシリーズ終わらせるなよって思ってるんですけど。

 

閑話休題
そんなわたしは、当然牧くんに肩入れをしていたわけなので、前述の化物語で言うなら阿良々木くんであるところの春田の、みんなに優しくてみんなを傷付けたくなくて、結果流され続けるあの態度に本気で腹を立てたりしていて。
ドラマの中でもあったけど、みんなに優しくするのは場合によっては何よりも残酷なことだったりする。結論を出さないことは気遣いじゃなかったりする。主任も壁ドンのときに怒ってたけど。


でもさー春田も考えなしでああいう態度を取っていたわけじゃなくてさ……。

牧くんの気持ちにしろ部長の気持ちにしろちずちゃんの気持ちにしろ、蔑ろにしていたわけじゃなくてさ、一生懸命向き合った結果キャパオーバーしちゃったり、あまりにも未知の世界だったりして、思考停止しちゃったところもあるんだろうなと思ったりしてさ、そんな勝手な葛藤が結婚式のシーンで炸裂。

 

部長、かっこよかったなぁ!「神様の前で嘘はつけない」なんて微笑む部長の優しい嘘に涙が止まらなかったよね……駆け寄る蝶子さんと天空不動産の面々に救われた。本当に悪いひとが出てこないドラマだった。

 

式場から飛び出して本当に好きなひとを探して見つけて愛を叫ぶ、なんて最高にドラマチックで最高に少女漫画なのに、春田のあの形振り構わなさのおかげでものすごく泥臭いシーンだった。
壊れた靴とか乱れた髪の毛とか長い手を振り回すところとか、過呼吸になるんじゃないかって心配になるぐらい泣きじゃくるところとか、最高にかっこ悪いのに最高にかっこよかったよはるたん……お前やればできるじゃん……!


別れるときしか春田に本気の泣き顔見せなかった牧くんが、春田の腕のなかで泣いてるなんて、こんな幸せなことがあるだろうか。
よかった、本当によかった。ふたりともよくやった!よくがんばった!周りのみんなもいろいろ心配とか迷惑とかかけたけどごめんね!今までありがとう!ってお前誰だよっていう。


プロポーズへの返事、「はい」でも「嬉しい」めもなく、「ただいま」「おかえり」だったなぁ。ここも大好きなポイント。これまで何度も繰り返してきたやりとりなのに、こんなに愛おしいただいまとおかえりが聞けるなんて。

 

幸せとか愛にはひとそれぞれの形があると思うんだけど、わたしの場合は安心感みたいなものが占めるところがすごく大きい。
「ここにいていいんだ」っていう所属感とか、存在意義を認められることとか、それがあって初めて安心するし、幸せを感じられる。
だから物語にもその要素があるとほっとするし、これぞハッピーエンドだ!と思う。
それは例えば恋人に必要とされるとかそういうことだけじゃ心許なくて、物理的にというのが正しいのかはいまいちわからないけど、そこに席が(もしくは籍が)あって、役割があって、というのが欲しい。

 

春田のプロポーズに対する牧の「ただいま」とそれに対する「おかえり」はそれの究極だなぁと思って。
牧くんは、同性愛者として生きてきて、どこか心細さとか寂しさがあったんじゃないか、と勝手に想像している。優しい家族はいるけれども。
でもここには迎え入れてくれるひとがいて、心安らぐ家があって、その頼もしさたるや!
そういえば前のクールでハマってたドラマ「アンナチュラル」も六郎くんが帰ってくるシーンで死ぬほど泣いたな…。自然にあの場所に受け入れられてる、いるのが当たり前になってる、って感じが嬉しかった。

 

ラストシーンのいちゃいちゃも、まさに自宅だからこその寛ぎ方だなぁと思えて嬉しかった。
しかし今世紀最高のキスシーンでしたよね、あれね。
特に牧くんからのキス(我慢するのやめたんだって!あの牧くんが!聞いた!?)と春田からのキスの間。
牧くん、やっぱり不安げというか、押し退けられたあと笑ってるけど俯いてて、また泣くんじゃないかなみたいな顔してて、ああもう春田のバカ!またそうやってデリカシーないことを!って怒ってたのもつかの間、あの囁きですよ。できるじゃん春田!それだよ!牧くんよかったね!って思いながらまた泣いた。

 

本当に素晴らしいラブコメで、みんなが優しくて、みんなに幸せになって欲しくて、こんなに出来のいいフィクションなんだけど、でも全員の「生きてる感」(わたしの好きなバンド、学園祭学園のみなさんがマンガとかアニメのキャラクターについて語るときによく使う言葉。いい表現だなぁと思っている。めちゃくちゃいい曲多いけどドラマとか好きなひとには『嘘』『フェスタ』あたりをまず聞いて欲しい。今月初期楽曲収録したアルバムが出るよ。楽しみ)がすごくて、だからこそ今こんなにも引きずっている。

学園祭学園「嘘」× bpm EXTRA STAGE「TRINITY」Special Trailer - YouTube

学園祭学園/学園祭学園初期音源集 ユーモラス・ユーモラス - TOWER RECORDS ONLINE


彼らは今もどこかで生きていて、仕事したり恋したり喧嘩したりしてるんだろうなぁと思う。
先を想像するなんて野暮かもしれないけど、あまりにも彼らが生きているものだから仕方ないよね。
続編とかスピンオフとか見たいけど、これ以上の波乱万丈はもう大丈夫なので、ふつうに生きてる彼らをたまーに見せてくれたらそれでいいので…。

 

とりあえず今できることをしようと思って、LINEスタンプを買って、公式ガイドブックとBlu-rayを予約しました。

 

男同士だからどうとか年の差があるからどうとか、ここまで来たら何にも関係ないな。一生懸命なひとたちがたくさんいる王道のラブストーリーは最高にたのしい。いいなぁわたしも恋したいなぁ!